単語や文法を一生懸命勉強しているけど思ったように話せるようにならないなぁ。独学で 英会話 が上達する良い方法はないだろうか?
そんな疑問に答えます。
英語がペラペラになりたいと思って、単語や文法を勉強したり、英会話のレッスンや独り言英会話にも取り組んでいる人はたくさんいると思います。
それでもなかなか思ったように上達せず悩んでいる人もいます。私も過去に同じ悩みを持っていました。
そこで今回は、30歳から独学のみで英語が話せるようになった私が、実体験をもとに英会話を独学で確実に上達させる方法について解説します。
- 英語を勉強して英会話が上達しない原因
- 英会話を最短で上達させる唯一の方法
- 私が英会話でよく使っている表現をご紹介
英語を勉強しても英会話が上達しない2つの原因
上達させる方法の前に、英会話が上達しない原因についてお話します。
単語や文法を勉強したり、英会話レッスンや独り言英会話をやっても英語が上達しないのはなぜでしょうか?
- 単語や文法を学ぶこと、英会話レッスンや独り言英会話自体は英語上達のために必要なトレーニングです
私も英語が話せるようになるための本質に気づく前は、とにかく単語や文法を覚えて話す練習をすることが大事だと思っていました。
4年間英語学習に取り組んできた私の経験上、単語や文法知識があって話す練習をしているのに上達しない原因は2つあります。
- 知識を知っているだけで使える状態になっていない
- 日本語から英語を組み立てている
これらを解説していきます。
原因① 知識を知っているだけで使える状態になっていない
原因の1つは、知っているだけでは話せないということです。
いくら文法問題で満点がとれても、英検1級の単語をたくさん知っていても、会話で使えなければ話せるようにはなりません。日本語で例えると、「漢字を読めるのに書けない」というイメージに近いです。
たしかに単語と文法の知識はとても大事で、話すためには必要不可欠です。ただそれらを会話で使う練習をしておかなければ咄嗟に口から出てこず、話せるようにはなりません。
難しい単語をたくさん知っているよりも、日常で使う単語や表現をアウトプットできる状態にしておく方が英会話は確実に上達します。
原因② いつも日本語から英語に直訳しようとする
英語脳が出来ていない状態です。英語を話すとき常に日本語から考えてしまうので、日本語から英語に毎回訳さなければいけなくなります。
この問題点は、2つあります。
問題点① 話すのに時間がかかる
日本語から英語に訳すというプロセスが必要になるので、話すのに時間がかかります。理解のある人との会話なら問題ないですが、スムーズに会話を楽しむためには英語脳を作っておくことはとても重要です。
問題点② 難しい単語をたくさん知っていないと英語が話せなくなる
毎回のように直訳をしてしまうと難しい日本語も英訳しないといけなくなります。
たとえば、満場一致で決まったという日本語を英訳しようとすると、
it was decided with unanimity. (unanimity:満場一致)
例文のように unanimity という難しい単語を知っておく必要があります。なかなか初心者の人がこの単語を知っていることは少ないですよね。
わたしたち日本人の英語の語彙数は日本語に比べて圧倒的に少ないので、全部直訳しようとすると常に難しい単語を知っていないと話せない状態になります。
- 語彙力を上げること自体は大事です。ただ、難しい単語を知っていなくても英語は話せるようになります。
先ほどの例文は、このように言い換えができます。
everyone agreed to the idea. (全員そのアイデアに賛成だった)
この文だと難しい語彙は使われていません。
少し不自然な文になってしまったり、まったく同じ意味に言い換えられない場合もありますが、十分意味は伝わります。
普段からシンプルな表現に言い換えられないか考える習慣をつけるのが大事です。
英会話を最短で上達させる唯一の方法
英語を勉強しても英会話が上達しない原因を説明しましたが、それを踏まえてここからは最短で上達させる方法を解説していきます。
結論:自分がよく使う単語・文法・表現を増やしていく
英会話を独学で上達させる唯一の方法は、自分用の表現を増やしていくことです。どういうことか説明していきます。
日本語でも普段の会話で使っている表現は大体似通っていませんか?
~したいな。~だといいな。~かもしれない。~すればよかった。etc.
このように、普段自分がよく使う表現を英語で言えるようにしておく必要があります。
なぜなら、英語を話す時に自分が話せる内容は、言い慣れていることや以前に話したことがある内容だからです。
たとえば、
I’m fine, thank you.
This is a pen.
という英語は誰でも話せると思います。(自然な英語かどうかは別の話ですが)それは過去に何回も話した経験があり、言い慣れているからですよね。
つまり、言い慣れている表現を増やしていくことが英語を話せるようになる近道であるということです。
ではここから、自分用の表現を増やしていく具体的な方法を解説していきます。
STEP1. 自分が使いたいと思う表現を使って英文を作る
単語帳や文法書はもちろん、海外ドラマや映画から学んだ知識を使って英文を作ってみます。
should have done:(~すればよかった) という文法知識を学んで、自分が普段使いそうだなと思ったら、この文法を使って自分用の文章を作ります。
I should have left home earlier. (もっと早く家を出ればよかった)
I shouldn’t have said that. (あれを言うべきじゃなかった)
自分が使いそうな表現を使って文を作る練習を普段からしておきます。
単語を使った例にしましょう。
boring:(退屈な、つまらない) を使って文を作ります。
The lesson was boring. (レッスンは退屈だった)
I don’t want to have a boring conversation.(つまらない会話はしたくない)
このように、自分が普段の会話で使いそうな表現を優先的に、英文を作って口に出す練習をしましょう。
これを継続していけば、自分専用の表現がストックでき、英会話で使えるようになっていきます。
単語帳に載っている全ての単語に文章を作る練習はする必要ありません。自分が使うイメージをしやすい単語を優先的に練習してみてください。
STEP2. オンライン英会話・独り言・英語日記で練習する
英文を作る練習をしても、何回も使わないと瞬時に口から出てこず英語が話せるようになったとは言えません。
ゆっくりでも口から出せるようになったら、その知識をオンライン英会話や独り言、英語日記を使ってどんどんアウトプットしてみましょう。
とにかく何度も何度もスムーズに口から出てくるようになるまで繰り返します。
何て言えばいいかわからない場合でも、なるべくこれまで覚えてきた言い方で伝えられないか考えてみましょう。
新しい表現を覚えるのも大事ですが、何回も同じ表現を使う方が言い慣れていき、瞬発力が高まります。
私が英会話でよく使っている表現20選
ここから独学のみで英語を話せるようになった私が、現在実際に使っている自分用の表現を紹介していきます。
全部は紹介しきれないので、特によく使うものを厳選しています。
- when it comes to (~のこととなると)
- in terms of (~に関して)
- compared to (~と比較すると)
- except for (~を除いて)
- manage to do (なんとか~する)
- because of (~が原因で)
- instead of (~の代わりに)
- tend to do (~しがち)
- want to do (~したい)
- struggle to do (~するのに苦労する)
- look forward to (~が楽しみである)
- depend on (~次第である)
- be used to/get used to (~に慣れている/~に慣れる)
- used to do (過去に~していた)
- whether to do (~するかどうか)
- what S V (SがVすること)
- I’m not sure if S V (SがVかどうかわからない)
- it is ~ for 人 to do (人にとって~するのは~だ)
- it feels like S V (SがVな気がする)
- I wonder if S V (SがVなのかな)
上記はほんの一部ですが、実際に会話でめちゃくちゃ使っています。これらを使って自分専用の例文をたくさん作り、いつでも引き出せる状態になりました。
最初はI’m going to doやI will do など基本的な文法から始めていき、どんどんよく使う表現を増やしていきました。
フレーズストックが少ないうちは表現できることが少ないですが、使える知識が増えてくると複雑な話も英語で表現できるようになっていきます。わたし自身、今現在も自分専用の表現をどんどん増やしている最中です。
まとめ:英会話を最速で伸ばす方法は、自分専用の表現を増やすこと
いかがでしたでしょうか?英会話力を伸ばすと言っても、ネイティブのように数万語の語彙を駆使して言いたいことを伝えるわけではありません。
わたしたち日本人は第二言語として英語を学んでいるので、ネイティブの感覚そのまま話せるようになるのは莫大な時間がかかってしまいます。
- 言い慣れている・言いやすい表現をストックとして増やしていき、それらをいつでも引き出せるようにしておけば少ない語彙でも最短で話せるようになっていきます。
私の経験から、この方法で1年間本気で英会話に取り組めば、ある程度言いたいことを英語で伝えられるようになると思っています。
少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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